こんにちは。小川智也です。
今回はCosense(Scrapbox)をリモートMCP経由でAIと連携させ、便利に使うテクニックをご紹介します!
2024年5月よりScrapboxのサービス名称がCosenseに変更されたことを踏まえ、本記事ではCosenseという表記に統一してご紹介します
小川智也と申します。Webプログラマーな中学3年生です。
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そもそもCosenseとは?

まず始めに、今回の肝となるCosenseについてざっくりとご紹介します。
Cosenseは、複数人でも使えるWiki型のノート・情報整理サービスです。
普通のノートアプリと違うのは、文章中の言葉を [Tomoyan's Blog] みたいに角括弧で囲むだけで、その言葉のページへのリンクを作れるところです。まだページが存在しなくてもリンクを先に作れるので、書いているうちにどんどんページとページがリンクで繋がって、自分専用のWikiがあっという間に完成します。
技術メモ、アイデア置き場、日記など、ひたすらメモをなぐり書きする用途にはかなりうってつけです!
類似アプリとの比較
類似アプリには、
- デフォルトのメモアプリ(Google Keep, "メモ" App, notepad.exe)
- Notion
- Obsidian
などがあります。それぞれの特徴を比較して表にまとめるとこんな感じです。
| アプリ名 | 提供形式 | アプリの動作 | 記法 | 拡張性 |
|---|---|---|---|---|
| デフォルト | ローカル1 | 非常に軽い | 簡易的な装飾 | ✕ |
| Notion | クラウド | 少し重い | 独自+MD | ○ |
| Obsidian | ローカル2 | 軽い | Markdown | ◎ |
| Cosense | クラウド | 軽い | 独自記法 | ○ |
1 物によってはクラウド同期もあり,
2 サブスクやプラグインで同期も可能
自分はNotionやObsidianを色々使った上、最終的にCosenseにたどり着きました
CosenseをリモートMCPでAIと連携させてみる
ざっくりした紹介も終わったところで、本題の「CosenseをリモートMCPでAIと連携させてみる」ということについて解説していきます。
Cosenseの個人向け無料プランでは特に連携機能がなく、AIと共有するにはいちいち文章をコピペする必要があります。
ここから先はすべて非公式な方法になるのですが、一応Cookieの認証情報を引っこ抜き、それを使って内部のAPIを叩くことにより、外部から参照することは出来なくもないみたいです。
それを使い、CosenseをMCP(=Model Context Protocol)で連携させるツールも存在したのですが、標準入出力(stdio)で利用するタイプのため、基本的にローカル環境で動くMCPクライアントから利用する形になります。Web版やスマホ版のChatGPTから気軽に使いたい自分の用途には合いませんでした。
スマホのChatGPTから弄りたいなー
ogatomo21/cosense-remote-mcp

ということで、Codexを活用しながらリモートMCP対応のCosense MCPを自作しました!
構成としては MCPクライアント→Cloudflare Managed OAuth→Hono→Cosense って感じですね。
ここからは簡単な使い方と、実際の活用例について詳しく見ていきます。
参考 https://github.com/ogatomo21/cosense-remote-mcp
簡単(?)な使い方
セットアップ手順はこんな感じです。
- (ない場合) GitHub, Cloudflare, Cosenseのアカウントを作成する
- 開発者ツール(DevTools)のアプリケーションタブから、connect.sid のCookieを取得する(Get cookies.txt LOCALLYでも可能)
- 上記リポジトリの「Deploy to Cloudflare」ボタンから自分のGitHubにクローンする
- 画面の指示に従い connect.sid とCloudflare Accessのドメインを入力する(AUDは後で取得)
- Workersに対しCloudflare Accessを設定し、詳細設定からManaged OAuthを有効にする
- ChatGPT、Claudeなど、利用するMCPクライアントのリダイレクトURLを設定する
- Application Audience(AUD)Tagをコピーし、Workersの環境変数に設定する
- https://<workers>.<my>.workers.dev/mcp をMCPクライアントに登録する
※ connect.sid はCosenseへの認証情報です。第三者への共有やGitHubへのコミットは絶対にしないでください。
全部の手順を詳しく説明すると記事が2本くらい書けそうなので、AIにリポジトリのURLを貼り付けて手順を聞きながら作業することをおすすめします
実際の活用例

設定が完了すると、こんな感じでCosenseの内容が丸々AI側から読めます。
ここからは実際の活用例を紹介していきます。
Cosenseからメモを持ってきて解説させる

こんな感じで、Cosenseからメモを取得させて、書いてある内容をまとめさせることが出来ます。
自分の積み上げてきた情報を丸々読ませられるので、メモの内容だけをまとめさせることも出来ますし、別の会話の途中で参考資料としてCosenseのデータを使うことも出来ます!
ウェブや資料からデータを拾ってきてそれをCosenseにまとめさせる

読み込みができるという事はもちろん書き込みもできます。
上記の例だと、豊中市のホームページから公立中学校の在籍データを持ってきて、メモに変換してもらいました。
これで実際に完成したメモがこんな感じです。

バッチリですね。「書き方は他のメモを参考に」と指示を出したので、既存のメモをもとにインデントや太字も見やすく使えています。
まとめ
まとめです。今回はCosense(Scrapbox)をリモートMCP経由でAIと連携させ、便利に使うテクニックについて解説していきました。
本当にメモ感覚でサクサク書けるので、他ツールで不満がある人は乗り換え先として少し触ってみるのもありだと思います!
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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